ダイバージョナルセラピー

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ダイバージョナルセラピー

ちょっと視点をかえて
ちょっとアプローチをかえて
いつも新鮮
ひとり一人に楽しさと活性のプログラムを

ダイバージョナルセラピーとは

オーストラリアの多くの高齢者施設や精神科病院ではDT(ダイバージョナルセラピスト)と呼ばれる専門家たちが活躍しています。DTとは耳慣れない言葉ですが、直訳すると「気晴らし療法」。

レクリエーションや創作活動などを楽しむことを生活もしくは介護の中に取り入れながら、高齢者や痴呆性、精神ケアを必要とする人々の自立、活性のために活かしていくケアの手法です。 ホームママでは痴呆性高齢者用グループホーム「介の羽」で「ダイバージョナルセラピー」を実践しています。

「日本ダイバージョナル・セラピー協会」について

 介護保険の実施からまもなく2年、社会の介護に対する考え方や個人のニーズ、高齢者自身の生き方、中高年層のライフスタイルにも少しずつ変化が見られるようになってまいりました。どんなに高齢になっても、また痴呆性を伴おうとも、一人ひとりが自分らしく真に幸せな人生として長寿を全うするためには、質の高い介護とともに、個々人にふさわしい「楽しさ」と「精神的満足」を提供する専門的な手段を考えていかなければならないのではないでしょうか。

 これまでも様々な分野で、高齢者、痴呆性、障害のある人、そして最近では子供たちに対しても、精神的ケアについては多くの研究や試みが行われています。しかし現状では、ややもするとそれらは専門的に分化され、当事者にとって身近に選択できるものではなかったり、当事者にふさわしい形で提供される機会がまだまだ少ないといえます。一方、戦後の「豊かな時代」に育った団塊世代がやがて高齢期に達することも視野に入れると、このボリューム世代の人々が少しでも長く「健康長寿」であることが、本人にとっても社会にとっても重要課題となります。そのためには、生活の中に多彩なレクレーションや一般にセラピーと呼ばれる心身の健康を維持、活性するための療法などの開発と柔軟な提供システムが急務であります。

 このような見地から、高齢者の居住施設や在宅高齢者のデイサービスなどにおいて、高齢者が自分らしく楽しむことができ、自らの人生に自信をもって平穏な日々を過ごすことのできる「生活ケア」の手法を体系化し、明確な理念と目的をもってコーディネートする「人材」が必要ではないかと考えます。

 私たちは、その一つの実践例をオーストラリア(以下豪)の“Aged Care”に見ることができました。豪ではダイバージョナルセラピー(Diversional Ther-apy/DT/直訳すると気晴らし療法)と呼ばれるケアの分野が確立されており、実践者であるダイバージョナル・セラピストは、大学もしくは州立高等専門教育機関で養成されています。私たちはこれまでに築いてきた豪との協力関係および豪DT協会の支援を得て、DTの理念を導入するとともに、日本に適応する新たなプログラムの開発を進めるため、学術研究、教育、医療、介護の分野および市民と高齢者自身による総合的なプロジェクトを展開したいと考えております。

 特定非営利活動法人「日本ダイバージョナルセラピー協会」は、各分野の専門家、国内外のネットワークをさらに充実、発展させ、新たな専門職としてDTを育成、その活躍分野を開発し、施設における介護環境の改善と合理化を図り、21世紀の高齢社会が、個々人が尊敬をもって楽しみ、満足を得られる真に幸福な長寿社会となることをめざして設立されました。